【レシピ】鶏レバーの三杯酢和え
こんにちは。
まだ会社員だった頃の健康診断で、C判定が出たことがあります。
なんてこった、まだ20代なのに! お菓子バクバク食べ過ぎたか?!
とか思いながら、おそるおそる詳細を見ると、鉄分を取るように という文字が。ほっと安心するとともに、なんだか予想外で困惑でした。今まで、貧血と言われたことがなかったし、貧血ひとつで一気にC判定になるんだな、という。きっと、たかが貧血と侮るなかれ! ってことなんでしょうね。
ということで、今日は栄養豊富な鶏レバーのレシピをしたいと思います。
【 鶏レバーの三杯酢和え 】
酸味とネギ、生姜の香りで臭みが和らぎます。甘辛煮もいいけど、たまには違う味も、というとき簡単に作れてオススメの一品です。
【 材料 】
- レバー(ハツ付き) 1パック
- 青ネギ(みじん切り) 10センチ以上 お好みで
- 生姜(みじん切り) 1片
- ミツバやカイワレ大根 適量
- 黒酢(又は酢) 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- 醤油 大さじ1
- ポン酢 大さじ1
レバーの数え方がわからない……ブロック? ……大体、塊4つ~8つです。
【 作り方 】
あの独特な生臭さ……苦手な人は、やっぱり苦手みたいですね。私は、そこまで苦手じゃないんですけど、おおむぎ君は躊躇しながら食べてる節があります。レバーの下処理の方法って色々ありますよね。塩水とか、氷水、お酒とか。
どれが1番美味しく食べれるかな、と思って、色々試したんですけど、結果、やっぱり、牛乳に軍配があがりました。
鶏レバーだったら、牛乳につけるほどではない、という話も聞いたことがあるんですけど、苦手な人からしたら、些細な臭みも気になるみたいです。
【 下処理 】
- ハツとレバーをわける。
- ハツの脂肪を丁寧に除き観音開き、または縦割りで半分に切る(血の塊が除きやすいです)。レバーはそれぞれ2等分にする。
- 流水で、血の塊をていねいに取り除く
- レバーがひたひたに浸かるくらい牛乳を注ぐ
- 2時間以上おく
血の塊は、臭みの原因となります。できるだけ、丁寧に取り除いてください。牛乳は浸ければ浸けるほど、臭みをとってくれます。臭み成分を牛乳が吸収してくれるのだとか。苦手な方は、最低でも1時間ほどはつけておきたいです。
苦手な方は、レバーを薄切りにしても。
【 調理 】
- 沸かした湯にレバーを入れ、再び沸騰してから2分で火を止め、蓋をする。そのまま、15分ほど置いておく。
- 青ネギ、生姜、酢、砂糖、ポン酢、を混ぜる
- レバーを湯からあげ、熱いうちに作ったタレと和える
- ミツバやカイワレ大根、お好みの青物を飾る
完成です。
厚生労働省によると、レバーは、中心部まで75度以上で1分間加熱すると、病原微生物は死滅する、とのこと。上記の火の通し方で十分だとは思いますが、火の入りが甘いと怖いので、竹串でさして血は出てこないか、確認してからあげてください。
それでも、気になる人は、作ったタレと一緒に軽く煮詰めてください。
【 栄養 】
言わずもがな、鉄分が多く含まれていますが、レバーの鉄分は、動物性のものからしか取れない〈ヘム鉄〉です。植物性から摂取できる、〈非ヘム鉄〉の体内吸収率は30%程度ですが、ヘム鉄は90%以上! 貧血の人が食べるといい、と言われるわけですね。カロリーも、ほかのレバーに比べると低カロリーなので、女性にオススメです。
他にも、ビタミンA、ビタミンB1が豊富。ビタミンB1は、硫化アリルが豊富な青ネギと一緒に食べることで、疲労回復にも繋がるので、相性もばっちりです。
ただし、レバーのビタミンA含有量は素晴らしいのですが、β-カロテンと違って、取りすぎると頭痛や関節痛に繋がります。妊婦の方は、胎児に影響が出る場合もあるので、取りすぎには注意してください。1週間に1度の摂取を目安としてくださいね。
シェリー酒を手に入れたら、レバーペーストを作ろうと思っているんですが、シェリー酒を手に入れる前に、違うレシピで作ってしまいそうです……。