むぎのゴハン

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【レシピ】栗かぼちゃの煮付け

こんばんは。

前記事でも軽く語りましたが、基本、私はめんどくさがりなので、味付けは舌任せ。計量カップ、スプーンをあんまり使わず、感覚で入れちゃうんですが、これをしているとね、風邪の時、すごく困りました。

味見しても、味が濃いか、薄いか全然わからない! 本当に、香りがふんわり遠くに感じるぐらいだったので、「んー、なるほど! こういうときのために、レシピにしておくことが大事なんだな!」と、しみじみ痛感いたしました。

 

ということで、今日は基本中の基本、だけど重宝するかぼちゃ煮のレシピを。そのなかでも、甘くてホクホクとした栗かぼちゃにおすすめのレシピです。

風邪予防に冬至に食べることから、なんとなく冬のイメージがありますが、実はかぼちゃの旬は夏。これから、体を冷やす夏野菜が多く出回りますが、かぼちゃは体を温めてくれる食材、クーラーがんがんになる、これからにぴったりの食材です。

私は、昔からかぼちゃが大好きなんですが、かぼちゃ煮は、あんまり好きになれなかったんですよね。かぼちゃそのものの甘味を味わいたいのに、濃い味付けが邪魔に思えて仕方なくて。だから、レンジでチンしただけのかぼちゃをよく頬張っていたんですけど、久しぶりに食べたくなっちゃって、ずいぶん前に、レンチンかぼちゃを晩御飯に出したら、「美味しいけど、口の中の水分が全部吸われる」っておおむぎ君が食べにくそうに。笑

なるほど、なるほど。味を追い求めた結果、私の中で「かぼちゃはもそもそして当たり前」のモノだったけど、改めて意識して食べると、たしかに、もそもそして食べにくい……。

 

そこで、かぼちゃらしいかぼちゃを食べたいときは、かぼちゃ煮にすることにしたんですけど、既存のレシピで作っても、やっぱり好きになれなくて。お出汁で煮たり、いろいろ試したんですけどね、どうしてもしっくりこない。

そんなとき、幼馴染のお母様に、尊敬する飛田和緒さんのレシピ本を頂きました。ありがたや~、とぺらぺらめくっていたら、砂糖と塩だけで煮た、かぼちゃ煮のレシピを発見。それ見た瞬間、目玉が飛び出そうでした。「アッヒョ!」ってグーフィーみたいな声出ましたよ。

お料理しはじめたばっかりでしたからね。私の中で煮物といったら茶色! 味付けしっかり! という謎の固定概念があり、足し算ばっかりしてたんですけど、あ、引き算ありなんだ! そりゃそうか!っていう。
そうして完成してのが、このレシピ。ちゃんと数字にできたのは最近の話ですが、ホクホクのかぼちゃのときは、この味付けが1番気に入っています。

 

【 栗かぼちゃの煮付け 】

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【 材料 】

  • かぼちゃ     1/4カット
  • 砂糖       大さじ1
  • みりん      大さじ1
  • 薄口醤油     大さじ1
  • 水        100cc~
 

【 作り方 】

  1. かぼちゃの種とワタを取る
  2. 水で濡らしたかぼちゃをラップに包んで、600wで3分ほどレンジでチン
  3. ある程度冷めたら、お好みのサイズにカット
  4. 平たい鍋に、かぼちゃをぽいっと放り込んで、砂糖大さじ1をいれる。かぼちゃ全体に砂糖が絡むように、鍋を振る
  5. 砂糖が全部溶け、かぼちゃがしっとりとしたら、皮を下にして、かぼちゃ同士が重ならないように並べる
  6. 水、みりん、薄口醤油を入れ、火にかけ、煮立ったたら、弱めの中火にし、アルミホイルで落し蓋をして、汁気が少し残るぐらいまで煮詰める
  7. 竹串がスッととおれば完成


【 ポイント 】

▼ かぼちゃを切りやすくするために、私はあらかじめ、かぼちゃをレンジで温めていますが、時間のない方や、面倒な方はレンジでチンしなくても大丈夫です。

▼ 煮詰めるとき焦がさないよう、鍋の中を定期的にパトロールしてください。

▼ 汁気がなくなっても、まだかぼちゃが固い場合は、水を50ccほど増やして、さらに煮詰めてみてください。

▼ かぼちゃの甘みが引き立つ味付けにしています。お醤油の香りが欲しい方は、薄口醤油を濃口に変えてください。

 

【 栄養 】

かぼちゃはβ‐カロテンビタミンCが豊富に含まれていて、皮膚や粘膜を丈夫にするので、美肌効果や、風邪予防にもってこいの食材となっています。
皮は果肉異常に栄養価が高いので、できるだけ摂取することがオススメ。ワタに含まれるβ‐カロテンは、果肉の5倍。捨てずに味噌汁の具などにすると◎
種は皮をむいたあと、炒って塩を振れば、亜鉛や鉄分が多く含まれた美味しいおつまみに。でも、美味しいぶん脂質も高いので、食べ過ぎには要注意です
選び方は、種がふっくらとして、果肉のオレンジ色が濃いもの。ヘタが枯れているものが、甘くて美味しいかぼちゃになります。

 


余談。

私が目指すのは、素材の味を楽しめるシンプルな味付け。たまーに、お醤油辛いかぼちゃも食べたくなるんですけどね。特に、ベチャッとしている日本のかぼちゃのときは、味付けを濃くしたほうが美味しいと思います。

基本、「みりん:砂糖:醤油=1:1:1」の比率さえ守れば、かぼちゃは美味しく煮ることができるので、そこからは、お好みで分量を変えていけば、自分好みのかぼちゃ煮が作れるはず。あまった際は、かぼちゃコロッケや、かぼちゃ餅にアレンジするもよし。チーズソースをかけるのも私的におススメです。

私は最近、お腹が空いたら、おやつとしてつまんだり。おおむぎ君も、先にお風呂に入るときは空腹に耐え切れず、パクパク口に放り込んでいます。お菓子をつまむよりかはずっといいけど、おかず減るからこれから倍量で作ろうかな……。なんてちょっと悩み中です。笑