ゴディバの広告は、ゴディバだからこそのモノ
こんにちは。
もうすぐ、バレンタインデーですね。先日話題になりました、バレンタインについての広告、みなさんはご覧になられたでしょうか?
この時期が、1番の稼ぎ時であるはずの高級チョコレート店――。
その代名詞といっても過言ではない、あのゴディバが、まさかの〈 日本は義理チョコをやめよう 〉と訴えかけたのです。「まさかそんなことするとは……」という驚きもすごいですが、「皆が買わざるを得ないゴディバだからこその考えた広告だな~」と、思わず手を叩きたくなる広告でした。
【 社内の人間関係を調整する日ではない 】
素直に受け止めれば、これは、自社の売り上げを気にすることなく、無理をしてでもチョコレートを用意する人間を思いやっている広告ですが、ちょっと穿った見方をすれば、あくまで広告は広告、自社をうまいこと宣伝したな、という風にもとれます。
ゴディバジャパンの社長はこの広告で、バレンタインデーは、社内の人間関係を調整する日ではない だから男性の皆さん、「無理しないで」と声をかけてあげてください と語っています。
要するに、無理して渡す人に対する好感度アップを狙った広告 ではないでしょうか。
毎年、無理にチョコレートを用意している女の人からしたら、ゴディバって高いですよね。部長にはゴディバぐらいあげなきゃ……、と思っても、高すぎて思わず顔しかめてしまいますよね。
大々的にこういうこと言われちゃうと、そんな人も「なんでこんな高いんだ、ゴディバって!」って唸りながら買ってた人も、「……まあ、あんな良いこと言っていたし? ゴディバにしようかな」という風に、少ししかめっ面を和らげるのではないかな、と考えます。
ゴディバ=高い、ブランド、贈り物
というイメージがどうしてもありますから。ゴディバこそ、真のチョコ好きが買うというよりも、贈り物だから、といやいや買う人の方が多い気がしますよね。そういう人のイヤイヤ姿勢を、バレンタインに便乗して、少し和らげる狙いがあったのではないでしょうか。
お返しは鬱陶しい
でも、ぶっちゃけると、あげるよりも、お返しの方が鬱陶しいですよね。
相手より高価なものを返さなければならない、というプライドやら贈与の法則もありますし、男性だと、女性に少しでも良いところ見せたい気持ちもあるでしょう。先程も述べたように、ゴディバみたいなブランド店は、男性のお買い上げ率も高いのかもしれません。
面倒くさがりの私は、言わずもがな、イヤイヤでチョコレートを用意していた側でした。それか、そもそも用意しないか。
職場では、研修中だし新人ひとりだけだし、ミスしても許されるように愛想ふりまいとくか、という、なんとも打算的で、明らかに義理とわかる安いモノを配りました。
けど、学生時代は、友チョコ戦線にうんざりしてたので、「お返しはしないよ」って必ず断りをいれてから、それでもいいという子からのみいただいていました。
お返しはしない、というと「え、じゃあそれならあげない」なんて言っちゃう、それはそれでスカっとする子もいれば、顔をちょっと引きつらせながら渡す子も。中には、知ってる知ってる、とか、むぎのがそういう性格なの知ってるから! と笑いながらくれるような、気持ちのいい子もいました。
うわー、打算的かそうじゃないかがよく見える~! って感じで、顔引きつらせる子には、「なんだったら、他に欲しい子がいるかもしれないから、よかったらその子にあげて」といって、やんわりお断りしてました。貰ったあとがちょー怖いので。はなから「あげない」と断るスタイルは、色んな人がいて、ある意味面白かったです。
なんにしろ、女子のプレゼントには、お返しの期待が込められている場合が多いですから、男の人は本当に大変ですね。
チョコを思い出に変える
贈り物=相手への評価 贈り物=コミュニケーションの潤滑油
この謎の慣習、なくなって欲しいですね。そんなのでしか、お付き合いできないコミュニケーション、なくなってしまえばいいのに、なんて思ってしまいます。
純粋に、友人、家族、恋人……好きな人への贈り物を楽しめるイベントになってほしい。ゴディバと同じこと言っていますが、ゴディバは「打算的な広告」という疑いが少しはかかかりますから、私みたいな面倒くさがりが言ったほうが、本音感ある気がしますよね。多分。笑
毎年思うんですけど、友チョコあげあうぐらいなら、オシャレなカフェで、Barで、美味しいスイーツ食べたりとか、美味しいカクテルをいただいたりとか、そういう、思い出共有するほうがよくないですか? あわよくば、インスタ映え狙えますしね。笑
ということで、明日はそういうのにオススメのお店を1件、紹介したいと思います。